文字拡大
ブログ カレンダー
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
27 | 28 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 1 | 2 |
最新のエントリ
- 2023年12月17日(日)J...(10/27)
- 2023年12月10日(日)...(10/19)
- 2023年11月12日(日)J...(10/19)
- 023年10月5日(木)第2...(09/22)
- 2023年9月3日(日)第3...(08/07)
コンテンツ
最新のコメント
2024年12月7日(土)シームレスな薬物療法を作る会 第8回研究会【ハイブリッド開催】
※申込希望の方は下のバナーをクリックしてください。(申込ページにリンクしています)
※QRコードからの申込も可能です。
※2024年12月7日(土)研究会チラシのダウンロードはこちら: ダウンロード
2024年10月27日(日)第4回 JーHOP北海道ブロックフェスティバル
※申込希望の方は下のバナーをクリックしてください。(申込ページにリンクしています)
※QRコードからの申込も可能です。
※2024年10月27日(日)第4回 JーHOP北海道ブロックフェスティバルのダウンロードはこちら: ダウンロード
2024年11月6日(水)第3回J-HOP東海 ツキイチスペース
※参加希望の方は下のバナーをクリックしてください。(Zoomページにリンクしています)
※QRコードからの参加も可能です。
※2024年11月6日(水)第3回J-HOP東海 ツキイチスペースチラシのダウンロードはこちら: ダウンロード
【2024年度 社員選挙の公示】のお知らせ
社員立候補についてお知らせがございます。
下記よりダウンロードいただき、ご確認をお願いいたします。
※【2024年度 社員選挙の公示】のお知らせはこちら: ダウンロード
ポリファーマシー研究に参加しよう
※申込希望の方は下のバナーをクリックしてください。
※QRコードからの申込も可能です。
お知らせ - 原発の安全性に関する説明
原子力発電所を設計するとき、技術者は多重防御と呼ばれる哲学に従います。
つまり、まず想像できる範囲でもっとも壊滅的な被害に耐えられるだけのものを設計し、
加えてありえないと思うようなシステムの故障が起こったときもまだ制御が可能なように発電所を設計します。
津波が全てのバックアップ電力システムを一度に持っていく、というのがこのありえないと思われることです。
最終防御線は全てを三番目の容器の中(上述)に閉じ込めることです。
これは制御棒が入っても入っていなくても、コアが溶けても溶けなくても全てを反応炉の中に保持します。
ディーゼル発電機が流されてしまったとき、反応炉オペレーターは緊急バッテリー電源に切り替えました。
バッテリーはコアを8時間冷やす電力を供給する、バックアップのためのバックアップの一つとして設計されました。
そしてそれらは確かに稼働しました。
8時間以内に、別の電源が見つかり原発に繋がれました。配電網は地震のため使用出来ませんでした。
ディーゼル発電機は津波により壊されました。よって可搬性のディーゼル発電機が運び込まれたのです。
ここから事態が悪くなりました。外部発電機が原発につなげられなかったのです(プラグが合いませんでした)。
よってバッテリーが使いきられたあと、残りの熱は最早取り除けなくなりましたここでオペレーターが冷却不可能な場合の緊急時手順に従い始めます。
再度、多重防御に従った手順です。
圧力鍋の電源は完全に落ちませんが、今回は落ちました。
よって彼らは次の防御線へ後退しました。私たちにとっては衝撃的ですが、この全てはオペレーターがコアのメルトダウンに対処するために行う日々のトレーニングの一部です。
コアのメルトダウンについての話が出始めたのはこの段階です。
冷却剤が注入できなければ、この日の最後にはコアが溶けてしまい(数時間、数日後)、最後の防衛線(コアキャッチャーと三番目の容器) が役割を果たすかも知れませんでした。
しかしこの段階のゴールは温度が上がりつつあるコアを制御することであり、最初の容器(核燃料を入れるジルカロイ管) を維持することであり、また二番目の容器(圧力鍋) は傷つかず操作可能で、技術者には冷却装置を直すための時間が十分ありました。
コアの冷却はこの様に困難なことなので、反応炉は多くの冷却装置を持っており、それぞれがシステムを持っています(反応炉冷却水浄化システム、反応熱除去装置、反応炉コア隔離冷却装置代替液体冷却システム、緊急コア冷却システム)。これらの状態については明らかでありません。
では、ストーブの上の圧力鍋を想像しましょう。
火力は小さいですが、つけてはあります。オペレーターはできるだけ熱を取り除くため冷却システムの機能を何でも使います、しかし圧力が高くなり始めました。
現在の最優先事項は、二番目の容器(圧力鍋) もですが、最初の容器を保つことです(2200度以下に温度を抑えることです)。
圧力鍋(二番目の容器) の健全性を保つために圧力を時々抜かなければなりません。
緊急事態にそれをする能力は重要なので、反応炉は11 この圧力開放バルブがついています。
そこでオペレーターは圧力を制御するため蒸気を時々逃し始めました。
温度はこの時点で約550 度でした。
このとき、放射線漏れの報告が入り始めました。
既に私は上で蒸気を逃すことが理論的に放射能を外界に逃すことを意味し、またなぜそれを実行し、それが危険でもないのか、を説明できたと思います。
希ガス同様放射性窒素は人の健康には脅威にはならないのです。
この蒸気開放におけるある段階で、爆発は起きました。
爆発は三番目の容器の外で起きました(私たちがいう「最後の防衛線」の「外」です)。
建屋です。建屋が放射線防御に関してなにも役割を果たしていないことを思い出してください。
何が起こったのかまだ完全に明らかにはなっていませんが、これがありえそうなシナリオでしょう:
オペレーターは蒸気を圧力容器の外へ、直接外界にではなく建屋と三番目の容器の間に、開放
することを決めました。蒸気中の放射能が崩壊するのに十分な時間を与えるためです。
問題はこのときコアが達していた高い温度でした。
水分子は酸素と水素に分解します|これは爆発性の混合気です。
そしてこれが三番目の容器の外で爆発し、建屋が損傷しました。
爆発は以上のようなもので、(下手に設計されオペレーターにより適切に制御されなかった)
チェルノブイリの爆発のような圧力容器の中ではありません。
チェルノブイリの危険性は福島には絶対にありません。
水素-酸素生成の問題は発電所を設計するにあたり重要な問題です(ソ連でない限り)、よって反応炉は水素爆発が容器の中で起こることが出来ないように建てられ操作されます。
爆発は外で起きました。
それは意図したものではありませんが、想定の範囲内であり問題ありません。
なぜならば爆発により容器にリスクが生じることはないからです。
そして圧力は管理下に置かれ、圧力は開放されました、
今は、もしポットを熱し続けているのであれば、問題は水位がどんどん下がっていることです。
コアは露出するまで数時間、数日かかるよ う数メートルの水で被われています。
一旦燃料棒の頭が出た場合、45 分で露出した部分は2200 度の融点に達します。
これが最初の容器、ジルカロイ管が壊れるときです。
そしてこれが起き始めました。
冷却剤が再充填される前に幾らかの(かなり限られたものだが、あることにはある)
ダメージがいくつかの燃料棒に与えられました。
核物質それ事態はまだ傷ついていませんが、まわりのジルカロイ管は溶け始めました。
今起こったことは、ウラン崩壊による副生成物(放射性のセシウムやヨウ素) が少し蒸気に混ざり始めたということです。
酸化ウランの棒は3000 度に達しない限り問題ないので、大きな問題(ウラン) は依然制御下にあります。
かなり微量なセシウムとヨウ素が大気中に放出された蒸気中で観測されたことも確認されています。
これがプランB への"go"だったようです。
観測された少量のセシウムで、オペレーターは最初の容器のどこかが壊れそうだということを推測しました。
プランA はコアを通常の冷却システムで冷却するものでした。
一つのもっともらしい説明は、津波が通常の冷却システムに必要な精製水を全て持っていったか汚染したか、ということでしょう。
冷却システムで使われる水はとても綺麗で、ミネラルが除かれ(蒸留水のようなもの)ています。
純水を使うのは、ウランからの中性子による上述のような反応があるからです
: 純水はそこまで激しい反応を起こさないので、実質放射能をもつことが出来ません。
汚れた水、若しくは塩水は中性子を素早く吸収し、より放射能を持ちます。
コアには影響がありません|それが何で冷やされるかは問題ではないのです。
しかしオペレーターや機械工にとっては、少しだけ放射能を持った水を扱う作業に、命の危険が伴うようになります。
しかしプランA は失敗しました
冷却システムが機能しなかったか、精製水が切れてしまったのです|
よってプランB が使われました。
以下は予想されることです:
コアのメルトダウンを避けるため、オペレーターはコアの冷却に海水を使い始めました。
圧力鍋(二番目の容器) を海水で満たせたかは分かりません。
また三番目の容器を満たせたか、圧力鍋を水に浸せたかも分かりません。
しかしそれが問題ではありません。重要なのは核燃料がクールダウンしたことです。
連鎖反応がかなり前に止まったので、今はただほんの僅かな余熱が作られているだけです。
大量の冷却水はその熱を取り除くのに十分です。大量の水があるので、
コアは深刻な圧力上昇を引き起こすだけの十分な熱をもはや生み出すことは出来ません。
また、ホウ酸が海水に加えられました。
ホウ酸は「液体制御棒」です。どんな崩壊がいまだに進んでいても、ホウ素は中性子を捕まえ、コアの冷却を加速します。
発電所はコアのメルトダウンに近づきました。
以下が既に避けられた最悪のケースです
: もし海水が冷却に使えなかったら、オペレーターは圧力上昇を避けるため蒸気を開放し続けます。
引き続 き三番目の容器は完全に密閉され、コアのメルトダウンが起きても放射性物質を外に出さないようにします。
メルトダウンの後、しばらく休止時間をおき中間生成放射性物質を反応炉内で崩壊させ、全ての放射性粒子を 容器の内側の表面に付着させます。
容器は内部が洗浄されます。そして厄介な作業が始まります: 溶けたコア を容器から取り除き、既に固体に戻った燃料を少しずつ輸送容器につめ、処理場に輸送します。
ダメージによりますが、そのブロックは修理されるか廃止となります。
■それでは、今からどうなるのでしょうか。
発電所はもう安全で、今からも安全でしょう。
日本はINES レベル4 の事故を経験しています。:
周辺に影響を与える原子力事故です。
それは発電所を所有する会社にとって悪いことですが、その他の誰にも損害はありません。
圧力を開放したとき、一部の放射線が放出されました。
蒸気からの全ての放射性同位体は消えました(崩壊しました)。
極僅かな量のセシウムが(ヨウ素と共に) 放出されました。
放出の際もし煙突の上に座っていれば、元の生活に戻るために喫煙はやめた方がいいかもしれません。
セシウムとヨウ素同位体は海に流れ、もう二度と現れません。
最初の容器に幾らかのダメージがあるようです。
これはいくらかの放射性セシウムやヨウ素が冷却水の中に放出されることを意味しますが、
ウランや他の危険な物質ではありません(酸化ウランは水に「溶けません」)。
三番目の容器内部の冷却水を処理する機関もあります。
放射性セシウムやヨウ素はそこで取り除かれ、最終的に放射性廃棄物として処理されることでしょう。
冷却水として使われる海水はある程度放射能を持つでしょう。
制御棒が完全に入っているので、ウラン連鎖反応は起こっていません。
これは主核反応が起こっていないということであり、これは現在の発熱反応に関与していないということです。
ウラン崩壊反応がかなり前に停止しているので、中間放射性生成物(セシウムとヨウ素) もこの段階ではほとんど消えています。
これは反応がさらに小さいことを意味しています。
ボトムラインは、海水が低いレベルではありますが放射能を持っているということで、
これも処理機関により取り除かれることでしょう。
そして海水は普通の冷却水に代わることでしょう。
反応炉のコアは廃棄され、処理機関に運ばれます。通常の運用と同じです。
燃料棒と全体としての発電所は潜在的な損傷を探すことになります。
4,5 年かかるでしょう。全ての日本の原発の安全システムは更新され、M9.0、またそれ以上の地震と津波に耐えられるように
なるでしょう。
私が思うに、最も重要な問題は長引くであろう電力不足です。
半分以上の日本の原子力反応炉が調査を受け、国の電力供給能力が15 % 落ちることになるでしょう。
これは普段時々しか使わない火力発電所をフルに稼働することで補えるかもしれません。
これにより潜在的な電力不足に加え、電気代の高騰が起こることでしょう。
もし情報が欲しいのなら、いつものメディアは忘れて以下のサイトを参考にしてください。
http://www.world-nuclear-news.org/RS_Battle_to_stabilise_earthquake_reactors
_1203111.html
http://bravenewclimate.com/2011/03/12/japan-nuclear-earthquake/
http://ansnuclearcafe.org/2011/03/11/media-updates-on-nuclear-power-stations
-in-japan/
つまり、まず想像できる範囲でもっとも壊滅的な被害に耐えられるだけのものを設計し、
加えてありえないと思うようなシステムの故障が起こったときもまだ制御が可能なように発電所を設計します。
津波が全てのバックアップ電力システムを一度に持っていく、というのがこのありえないと思われることです。
最終防御線は全てを三番目の容器の中(上述)に閉じ込めることです。
これは制御棒が入っても入っていなくても、コアが溶けても溶けなくても全てを反応炉の中に保持します。
ディーゼル発電機が流されてしまったとき、反応炉オペレーターは緊急バッテリー電源に切り替えました。
バッテリーはコアを8時間冷やす電力を供給する、バックアップのためのバックアップの一つとして設計されました。
そしてそれらは確かに稼働しました。
8時間以内に、別の電源が見つかり原発に繋がれました。配電網は地震のため使用出来ませんでした。
ディーゼル発電機は津波により壊されました。よって可搬性のディーゼル発電機が運び込まれたのです。
ここから事態が悪くなりました。外部発電機が原発につなげられなかったのです(プラグが合いませんでした)。
よってバッテリーが使いきられたあと、残りの熱は最早取り除けなくなりましたここでオペレーターが冷却不可能な場合の緊急時手順に従い始めます。
再度、多重防御に従った手順です。
圧力鍋の電源は完全に落ちませんが、今回は落ちました。
よって彼らは次の防御線へ後退しました。私たちにとっては衝撃的ですが、この全てはオペレーターがコアのメルトダウンに対処するために行う日々のトレーニングの一部です。
コアのメルトダウンについての話が出始めたのはこの段階です。
冷却剤が注入できなければ、この日の最後にはコアが溶けてしまい(数時間、数日後)、最後の防衛線(コアキャッチャーと三番目の容器) が役割を果たすかも知れませんでした。
しかしこの段階のゴールは温度が上がりつつあるコアを制御することであり、最初の容器(核燃料を入れるジルカロイ管) を維持することであり、また二番目の容器(圧力鍋) は傷つかず操作可能で、技術者には冷却装置を直すための時間が十分ありました。
コアの冷却はこの様に困難なことなので、反応炉は多くの冷却装置を持っており、それぞれがシステムを持っています(反応炉冷却水浄化システム、反応熱除去装置、反応炉コア隔離冷却装置代替液体冷却システム、緊急コア冷却システム)。これらの状態については明らかでありません。
では、ストーブの上の圧力鍋を想像しましょう。
火力は小さいですが、つけてはあります。オペレーターはできるだけ熱を取り除くため冷却システムの機能を何でも使います、しかし圧力が高くなり始めました。
現在の最優先事項は、二番目の容器(圧力鍋) もですが、最初の容器を保つことです(2200度以下に温度を抑えることです)。
圧力鍋(二番目の容器) の健全性を保つために圧力を時々抜かなければなりません。
緊急事態にそれをする能力は重要なので、反応炉は11 この圧力開放バルブがついています。
そこでオペレーターは圧力を制御するため蒸気を時々逃し始めました。
温度はこの時点で約550 度でした。
このとき、放射線漏れの報告が入り始めました。
既に私は上で蒸気を逃すことが理論的に放射能を外界に逃すことを意味し、またなぜそれを実行し、それが危険でもないのか、を説明できたと思います。
希ガス同様放射性窒素は人の健康には脅威にはならないのです。
この蒸気開放におけるある段階で、爆発は起きました。
爆発は三番目の容器の外で起きました(私たちがいう「最後の防衛線」の「外」です)。
建屋です。建屋が放射線防御に関してなにも役割を果たしていないことを思い出してください。
何が起こったのかまだ完全に明らかにはなっていませんが、これがありえそうなシナリオでしょう:
オペレーターは蒸気を圧力容器の外へ、直接外界にではなく建屋と三番目の容器の間に、開放
することを決めました。蒸気中の放射能が崩壊するのに十分な時間を与えるためです。
問題はこのときコアが達していた高い温度でした。
水分子は酸素と水素に分解します|これは爆発性の混合気です。
そしてこれが三番目の容器の外で爆発し、建屋が損傷しました。
爆発は以上のようなもので、(下手に設計されオペレーターにより適切に制御されなかった)
チェルノブイリの爆発のような圧力容器の中ではありません。
チェルノブイリの危険性は福島には絶対にありません。
水素-酸素生成の問題は発電所を設計するにあたり重要な問題です(ソ連でない限り)、よって反応炉は水素爆発が容器の中で起こることが出来ないように建てられ操作されます。
爆発は外で起きました。
それは意図したものではありませんが、想定の範囲内であり問題ありません。
なぜならば爆発により容器にリスクが生じることはないからです。
そして圧力は管理下に置かれ、圧力は開放されました、
今は、もしポットを熱し続けているのであれば、問題は水位がどんどん下がっていることです。
コアは露出するまで数時間、数日かかるよ う数メートルの水で被われています。
一旦燃料棒の頭が出た場合、45 分で露出した部分は2200 度の融点に達します。
これが最初の容器、ジルカロイ管が壊れるときです。
そしてこれが起き始めました。
冷却剤が再充填される前に幾らかの(かなり限られたものだが、あることにはある)
ダメージがいくつかの燃料棒に与えられました。
核物質それ事態はまだ傷ついていませんが、まわりのジルカロイ管は溶け始めました。
今起こったことは、ウラン崩壊による副生成物(放射性のセシウムやヨウ素) が少し蒸気に混ざり始めたということです。
酸化ウランの棒は3000 度に達しない限り問題ないので、大きな問題(ウラン) は依然制御下にあります。
かなり微量なセシウムとヨウ素が大気中に放出された蒸気中で観測されたことも確認されています。
これがプランB への"go"だったようです。
観測された少量のセシウムで、オペレーターは最初の容器のどこかが壊れそうだということを推測しました。
プランA はコアを通常の冷却システムで冷却するものでした。
一つのもっともらしい説明は、津波が通常の冷却システムに必要な精製水を全て持っていったか汚染したか、ということでしょう。
冷却システムで使われる水はとても綺麗で、ミネラルが除かれ(蒸留水のようなもの)ています。
純水を使うのは、ウランからの中性子による上述のような反応があるからです
: 純水はそこまで激しい反応を起こさないので、実質放射能をもつことが出来ません。
汚れた水、若しくは塩水は中性子を素早く吸収し、より放射能を持ちます。
コアには影響がありません|それが何で冷やされるかは問題ではないのです。
しかしオペレーターや機械工にとっては、少しだけ放射能を持った水を扱う作業に、命の危険が伴うようになります。
しかしプランA は失敗しました
冷却システムが機能しなかったか、精製水が切れてしまったのです|
よってプランB が使われました。
以下は予想されることです:
コアのメルトダウンを避けるため、オペレーターはコアの冷却に海水を使い始めました。
圧力鍋(二番目の容器) を海水で満たせたかは分かりません。
また三番目の容器を満たせたか、圧力鍋を水に浸せたかも分かりません。
しかしそれが問題ではありません。重要なのは核燃料がクールダウンしたことです。
連鎖反応がかなり前に止まったので、今はただほんの僅かな余熱が作られているだけです。
大量の冷却水はその熱を取り除くのに十分です。大量の水があるので、
コアは深刻な圧力上昇を引き起こすだけの十分な熱をもはや生み出すことは出来ません。
また、ホウ酸が海水に加えられました。
ホウ酸は「液体制御棒」です。どんな崩壊がいまだに進んでいても、ホウ素は中性子を捕まえ、コアの冷却を加速します。
発電所はコアのメルトダウンに近づきました。
以下が既に避けられた最悪のケースです
: もし海水が冷却に使えなかったら、オペレーターは圧力上昇を避けるため蒸気を開放し続けます。
引き続 き三番目の容器は完全に密閉され、コアのメルトダウンが起きても放射性物質を外に出さないようにします。
メルトダウンの後、しばらく休止時間をおき中間生成放射性物質を反応炉内で崩壊させ、全ての放射性粒子を 容器の内側の表面に付着させます。
容器は内部が洗浄されます。そして厄介な作業が始まります: 溶けたコア を容器から取り除き、既に固体に戻った燃料を少しずつ輸送容器につめ、処理場に輸送します。
ダメージによりますが、そのブロックは修理されるか廃止となります。
■それでは、今からどうなるのでしょうか。
発電所はもう安全で、今からも安全でしょう。
日本はINES レベル4 の事故を経験しています。:
周辺に影響を与える原子力事故です。
それは発電所を所有する会社にとって悪いことですが、その他の誰にも損害はありません。
圧力を開放したとき、一部の放射線が放出されました。
蒸気からの全ての放射性同位体は消えました(崩壊しました)。
極僅かな量のセシウムが(ヨウ素と共に) 放出されました。
放出の際もし煙突の上に座っていれば、元の生活に戻るために喫煙はやめた方がいいかもしれません。
セシウムとヨウ素同位体は海に流れ、もう二度と現れません。
最初の容器に幾らかのダメージがあるようです。
これはいくらかの放射性セシウムやヨウ素が冷却水の中に放出されることを意味しますが、
ウランや他の危険な物質ではありません(酸化ウランは水に「溶けません」)。
三番目の容器内部の冷却水を処理する機関もあります。
放射性セシウムやヨウ素はそこで取り除かれ、最終的に放射性廃棄物として処理されることでしょう。
冷却水として使われる海水はある程度放射能を持つでしょう。
制御棒が完全に入っているので、ウラン連鎖反応は起こっていません。
これは主核反応が起こっていないということであり、これは現在の発熱反応に関与していないということです。
ウラン崩壊反応がかなり前に停止しているので、中間放射性生成物(セシウムとヨウ素) もこの段階ではほとんど消えています。
これは反応がさらに小さいことを意味しています。
ボトムラインは、海水が低いレベルではありますが放射能を持っているということで、
これも処理機関により取り除かれることでしょう。
そして海水は普通の冷却水に代わることでしょう。
反応炉のコアは廃棄され、処理機関に運ばれます。通常の運用と同じです。
燃料棒と全体としての発電所は潜在的な損傷を探すことになります。
4,5 年かかるでしょう。全ての日本の原発の安全システムは更新され、M9.0、またそれ以上の地震と津波に耐えられるように
なるでしょう。
私が思うに、最も重要な問題は長引くであろう電力不足です。
半分以上の日本の原子力反応炉が調査を受け、国の電力供給能力が15 % 落ちることになるでしょう。
これは普段時々しか使わない火力発電所をフルに稼働することで補えるかもしれません。
これにより潜在的な電力不足に加え、電気代の高騰が起こることでしょう。
もし情報が欲しいのなら、いつものメディアは忘れて以下のサイトを参考にしてください。
http://www.world-nuclear-news.org/RS_Battle_to_stabilise_earthquake_reactors
_1203111.html
http://bravenewclimate.com/2011/03/12/japan-nuclear-earthquake/
http://ansnuclearcafe.org/2011/03/11/media-updates-on-nuclear-power-stations
-in-japan/